
2025年12月29日 10:23
パソコンを開いた。
キーボードに手を置いた。
画面を見つめている。
でも、何も始まらない。
…
これは作業しているのか、作業していないのか。
微妙なラインだ。
姿勢的には完璧に「作業している人」を演じている。
でも実際には、何も生産していない。
生産性ゼロ。
むしろマイナスかもしれない。
10:41
ゑゑ…
カーソルが点滅している。
チカチカ。
チカチカ。
催眠術だ。
カーソルの点滅は、人類を無力化する装置だったんだ。
今、気づいた。
…気づいても何も変わらない。
タイピングしたいけど、指が動かない。
いや、動くんだけど、何を打てばいいのか脳が教えてくれない。
脳と指の連携が取れていない。
チームワークの欠如である。
10:58
「やる気」というものが存在するなら、見せてほしい。
目に見える形で。
できれば、Amazonで買えるようにしてほしい。
「やる気 1kg 配送料無料」
そんな商品があったら、私は今すぐポチる。
でも現実は厳しい。
やる気は、自分で生み出すしかない。
無理だ。
詰んだ。
11:16
キーボードが冷たい。
指先から冷たさが伝わってくる。
「早く打てよ」
キーボードがそう言っている気がする。
いや、気のせいだ。
キーボードは何も言わない。
ただ、そこに在るだけ。
沈黙の圧力。
これが一番重い。
11:34
ふと気づく。
もう1時間以上、ほぼ何も進んでいない。
いや、「ほぼ」じゃない。
「完全に」だ。
進捗率0%。
むしろ後退している可能性すらある。
時間は進んでいるのに、作業は進んでいない。
これは時空の歪みか。
それとも私の怠惰か。
…後者だな。
11:52
「集中力」って何だっけ。
昔は持っていた気がする。
いつ失くしたんだろう。
探しても見つからない。
もしかして、最初から持っていなかったのかもしれない。
錯覚だったんだ。
全ては幻想。
ゑゑ…
12:07
お腹が空いてきた。
作業していないのに、お腹は空く。
人体の不思議。
いや、これは逃避だ。
「お腹が空いたから作業できない」
そういう言い訳を脳が用意し始めている。
脳、有能。
でも、その有能さを作業に向けてほしい。
12:23
マウスをクリックする。
何かをしている気分になる。
でも何も変わらない。
クリックして、ウィンドウを開いて、閉じて。
これは作業なのか。
作業風の何かなのか。
境界線が曖昧すぎる。
もう分からない。
12:41
昼ごはんの時間だ。
ここまでの成果:ゼロ。
午前中が消えた。
蒸発した。
何も残っていない。
でも、私はちゃんと机に座っていた。
それだけは確かだ。
「座っていた」という実績。
これも一種の成果だろう。
…違うな。
午後こそは、本気を出す。
たぶん。
きっと。
おそらく。
ゑゑ… (´-ω-`)











